『お酒にはウコン!』
今やお酒を飲まれる方に、ウコンは幅広く知られるようになってきましたね。
さて、その中でも今回は特に知名度の高い『春ウコン』と『秋ウコン』の違いについて・・・。
まず春ウコン。(春にピンクの花を咲かせるウコン)
春ウコンは、ターメロン・シネオール・アズレン・カンファー等の精油成分、また、カルシウム・カリウム・鉄・マグネシウム・リン等のミネラルが豊富で、これらが健胃効果や動脈硬化の予防、コレステロールの分解、ガンの抑制等々、秋ウコンにはない効能がたくさんあります。
口に入れると、強い苦味と辛さで食用には不向きなので、主に健康食品として使われています。
次に秋ウコン。(秋に白い花を咲かせるウコン)
秋ウコンの特徴は何と言っても『クルクミン』の豊富な含有量。(春ウコンの10倍)
そしてこのクルクミンこそ、 お酒飲みの人の強い味方の成分。
肝臓の機能の回復・強化をしてくれるので、二日酔いや日頃のお酒の飲み過ぎへの予防の効果となります。
ちなみに、春ウコンと違って苦みなどもほとんどなく、カレー粉やたくあん等の着色等の食用としても多く
使われています。(英語名:ターメリック)
ということで、結論!
内臓全体(肝臓含む)の健康維持なら春ウコン!
お酒ノンベェ~(決めつけか!?) の人には秋ウコン!
でも・・・
秋ウコンは、健康な人が飲むにはいいのですが、体の悪い人や肝機能障害(例えばC型肝炎や、非アルコール性脂肪性肝炎にかかっている方等)が、肝臓によいからといってむやみにたくさん摂り過ぎると、逆に負担をかけてしまいますので注意も必要だということが最近わかってきました。
ただ、一日にスプーンで何杯もウコンの粉を摂る・・・とかはちょっとダメだと思いますが、カレーやお茶として普通に摂るくらいなら問題ないといえるでしょう。(気になるようならば専門医に相談してみましょう。)
ちなみに・・・
春・秋ウコンの他にも、春ウコンよりさらに豊富な精油成分の『紫ウコン』。
消炎鎮痛作用・免疫機能も期待される『白ウコン』、アントシアニンを多く含む『黒ウコン』等も最近注目を集めつつあります。 (世界中に50種類くらいあるそうです。)
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