冬の乾燥したこの季節・・・風邪やインフルエンザの予防には、『マスク』・『手洗い』・『うがい』・・この三種の神器』なるものが効果的とよく言われていますよね。
でも最近は、これらにはあまり根拠がないのではという報告も・・・
まず、『マスク』。
インフルエンザや、風邪の原因のほとんどはウィルスですが、このウィルスの粒子は、マスクの繊維の隙間よりも全く小さくて、外からの侵入に対してはほとんど無力なのだそうです。
ただし・・・
感染した人のセキやクシャミによるウィルスの他人への拡散の予防に対しては効果があるので、他人への配慮としては装着するのをオススメします。(ノドの乾燥防止も期待できます)
次に『手洗い』ですが、確かに帰宅後に石けんをつけて手を洗えば相当数のウィルスは洗い流されます。
でもそれは、『手』に限っての事で、ウィルスは手だけでなくて髪や衣服の他、一番感染しやすいノドや鼻にも付着している
ので手だけ洗ってもほとんど意味をなさないというべきでしょう。(もちろん、手洗いを行った方が衛生的にもよいので必ず
行いましょう!)
最後に『うがい』ですが、うがいも手洗い同様に、確かにウィルスを洗い流す効果があります。
ただ一般的にウィルスはノドなどの気道に付着すると、約20分くらいで細胞内に取り込まれて増殖してしまうので、
仮にうがいがウィルスを洗い流す効果があったとしても、20分おきにうがいを行うのは非現実的でムリという訳なのです。
最近では、20分おきのうがいがムリなら少しずつ頻繁にお茶(カテキン効果でいいという意見も)を飲んでノドを潤し、ウィルスを洗い流すのが有効だともいわれています。
完全策とはいえませんが、ぜひやってみましょう。
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