まだまだムシ暑いですよね。
ところで、8月20日は、『蚊の日』なんだそうです。
由来は、医学者、ロナルド・ロスが、ハマダラ蚊の胃からマラリアの原虫を発見した日で、その後に彼は、この功績によってノーベル賞を受賞したんだそうです。
さて、ノーベル賞から、一気に庶民的な話しに
なりますが・・・(笑)
日本に、昔から蚊をやっつけるアイテムとしてある、超有名なロングセラーグッズ・・・蚊とり線香。
現在は火を使わない安全な電気蚊とり器が多いですが、あの独特の線香の香りが懐かしいという根強いファンも
まだまだたくさんいるのはたしか。(ブタの蚊とり線香の置物がまだ売ってるし)
さて、その蚊とり線香を使っていて、ふと思うのは、蚊もバタバタと落ちて死んでしまうこの商品(電気蚊とり
器も含めて)・・・人体には何の影響もないのでしょうか。
昔の蚊とり線香は、『ピレトリン』という天然の除虫菊から生成される成分が原材料に使われていましたが、
現在は電気蚊とり器を含めて、『ピレスロイド』という合成成分が使われています。
このピレスロイド、主に昆虫類の神経を麻痺させる毒なのですが、基本的には人間や、犬、猫などのホ乳類は、生まれ持っている代謝酵素の働きで体内で分解されてしまうので、吸収してもほとんど害になるようなことはありません。
ただし、体の小さいハムスターが弱ったという報告はあるので皆無とはいえませんが、部屋を閉め切った部屋で
たくさん設置して使用するなどの正しくない使い方をしない限りは問題ないようです。
適度な換気は行うようにしましょう。
尚、『蚊とり』と書いてありますが、ピレスロイドは蚊だけではなく、同じく昆虫類のカブトムシやクワガタだって当然ダメですし(笑)、その他にも、ハ虫類や両生類にも強い作用を発揮するので、蛙やその他をペットとして買っている場合は他の部屋に移すか、使用しないようにしましょう。